| サイズW23×H15ドライフラワー用壁掛け一輪挿し※水を入れてのご使用はできません。ハンドメイドですので、サイズ・デザイン等で多少異なる場合があります。イタリアのヴェネチアとガラス工芸の歴史時は6世紀、ローマ帝国崩壊後のイタリア国内は、ゲルマン族などの侵入をうけて大変荒れていた。そこで混乱を避けた住民達は細長い堤防のような島「リド」に囲まれた島々に移住した。そこにはもともと船乗りの共同体があり、移住した人々も漁業や交易で生計を立てるようになった。それがヴェネチアの始まりである。こうして誕生したヴェネチアは、イスラム諸国などの都市と交易を通して商業を発展させることになる。胡椒等の香辛料、織物類など東方の珍しい産物は当時の貴族達を魅了し、ヴェネチアは莫大な富を手にすることになる。特にイスラムのガラス工芸品は利益率も高く、貴族達の注目も高かった。それに目をつけたヴェネチア人は以前からヨーロッパに広がっていたローマングラスとイスラム諸国から運ばれてくるイスラムグラスなどを融合して独自のガラス工芸を発展させていった。そのヴェネチアングラスは全ヨーロッパ市場を独占していった。こうしてヴェネチアではガラス産業が特に重要な役割を果たすようになった。。そこで政府はその特殊な技術の保護・育成を目的に同業組合を結成させた。さらに政府はこのガラス製造技術の流出を恐れ、職人達をヴェスタ潟に浮かぶムラーノ島に移住させた。そのムラーノ島で作られる最高のガラス製品はあらゆる国々に輸出された。クリスタルグラスから色鮮やかなエナメル色をふんだんに使用したものまであらゆるガラス製品が生み出されていった。ヴェネチアのムラーノには、現在もガラス工芸の伝統を守り続ける人たちがいます。 |
